ケーズル工法について
画期的な路面滑り止め新工法
今まで施工できなかった、路面が固まった状態である既設アスファルト・コンクリート舗装路面に特殊工具①ケーズルビット(特許取得済)により②環状溝を掘削し、滑り止め対策として用いる工法です。既設舗装に施すため、施工後の養生期間がなく直ぐに開放でき、営業中の店舗や稼働中の工場にも支障をきたすことなく施工が行えます。また大型機械では施工できなかった狭い場所や急斜面(25%)にも可能となりました。
施工の流れ
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① マーキングマーキングシートを使い穿孔の位置決めを行います。
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② 穿孔ケーズル工法専用ビットによる穿孔作業をします。
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③ 清掃高圧水洗浄とブロアーにて掘削溝の中を清掃します。
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④ 施工完了環状溝なのでどの方向からも全て同じ滑り止め効果が得られます。
従来工法との比較Comparison
今まで不可能だった既設路面への環状溝の滑り止め工法。
従来の工法はコンクリート打設時のみでしか施工できない状態でしたが、ケーズル工法は既設舗装へ直接の施工が可能なので時期を選びません。
その結果、アスファルト路面にも施工可能となりました。
今までの既設路面への滑り止め工法としては「サンドブラスト工法」が多く使われてきました。コンクリート路面の表面をサンドで削り磨耗性を上げる工法ですが、設備が大掛かりで高額でした。しかもアスファルト舗装には施工できません。しかし、ケーズル工法は従来持っている【コアマシーン】で施工することができ、新たな設備投資をせずアスファルトに施工が可能になります。
大型機械では作業できない狭い場所でも施工可能となりました。また、従来工法の「グルービング機」では施工できない傾斜角度も施工可能となりました。ケーズル工法は【傾斜度25%程度】まで施工可能。
従来工法のグルービング工法は、一定の方向のみの横滑り防止溝ですが、ケーズル工法は【環状溝】なので、どの方向からも同じ滑り止め効果が得られます。
従来工法の「真空コンクリートリング工法」は新設時工法のため、4~7日間は養生期間として使用できませんでした。しかし、ケーズル工法は既設路面に施す工法なので養生期間はゼロ。【施工後直ぐ】に開放できます。営業中の店舗や稼動中の工場など支障をきたすことなく施工できます。
塗床の塗装が剥がれてしまい、タイヤが滑って登らない立体駐車場など、ケーズル工法にリング(N・NUタイプ)をプラスすることにより滑り止め効果が向上します。